目黒日本大学高等学校の内部進学 — 基礎学の順位で決まる学部と、外部受験という選択肢
目黒日本大学高等学校は、東京都目黒区にある日本大学の準付属校です。前身は日出高等学校で、2019年の校名変更で日本大学の準付属校となりました。多くの生徒が日本大学へ内部進学しますが、国公立や難関私大へ外部受験で挑む生徒も相当数います。内部進学は他の一般校のような「校内の評定順」ではなく、日大付属・系列校が受ける「基礎学力到達度テスト(基礎学)」の順位に内申点を加味して、進める学部が決まります。ここでは、目黒日大からの内部進学の仕組みと、外部受験も含めた進路の考え方を、付属校の内部進学に詳しい先生の視点で整理します。
- 所在地
- 東京都目黒区(共学)
- 系列大学
- 日本大学(準付属校)
- 学部の決まり方
- 基礎学の総合順位+内申点
- 特徴
- 日大進学と外部受験の二本立て
- この記事でわかること
- 基礎学で内部進学が決まる流れ/日大進学と外部受験のコース構成/日大合格を保有したまま国公立に挑戦できる制度/学年別にやるべきこと
目黒日大は「内部進学」と「外部受験」の両方が前提
まず押さえておきたいのは、目黒日本大学高等学校が全員そのまま日本大学へ上がる学校ではないということです。日本大学への進学は多く、進学率はおおむね7割前後とされますが、残りは国公立や難関私大などへ外部受験で挑む層も相当数います。学校側もその両方を想定したコース構成を組んでいます。
難関私大・医歯薬の現役合格を狙う選抜クラスと、日本大学への内部進学を中心に据えるN進学クラスに分かれます。日大へ進むか、外部を狙うかで、高1からの学習設計が変わります。お子さんがどちらを軸にするかを早めに決めておくと、対策の的が絞れます。
目黒日大から日本大学への内部進学の仕組み
目黒日大は日本大学の準付属校で、生徒は日大の付属・系列校生が受ける**「基礎学力到達度テスト」を受験します。その成績(全国の付属・系列生内での総合順位)に、高校での内申点**を加味して、日本大学の各学部への内部進学の可否と進める学部が判定されます。
一般の高校で使われる「校内の評定順」とは別枠で、付属・系列校全体という広い母集団の中での立ち位置が問われるのが特徴です。基礎学そのものの仕組みは、大学別のまとめ記事「日本大学 基礎学力到達度テスト(基礎学)とは」でも詳しく解説しています。
- STEP 1高2の4月に基礎学を受ける
最初の基礎学がここで実施されます。早い時期の結果も、その後の順位づくりの土台になります。
- STEP 2高3の4月・9月に基礎学を受ける
高3で2回実施され、成績表には希望学部での自分の順位が示されます。この順位が内部進学の判定の中心です(配点・対象回は年度で変わります)。
- STEP 3総合順位と内申点で学部が決まる
基礎学の順位に内申点を加味して、進める学部が割り当てられます。医・歯・薬など人気学部ほど、より上位の順位が必要になります。
学部の決まり方
基礎学の成績は、全国の付属・系列生の中での総合順位として扱われ、そこに内申点を加味した立ち位置に応じて進める学部が変わります。目黒日大で見られる主な要素は次のとおりです。
- 判定は全国の付属・系列生内での総合順位(校内順位ではない)
- 順位に高校での内申点を加味して判定される
- 基礎学は高2の4月、高3の4月・9月に実施される
- 成績表には希望学部での自分の順位が示される
- 医・歯・薬などは求められる順位が高い
基礎学の実施回・配点・内申点の加味の仕方・内部進学への反映方法は、年度によって運用が見直されます。合格ラインの順位などを断定せず、必ず在学年度の案内で最新の内容を確認してください。面談では現在の状況に合わせて具体化します。
日大合格を保有したまま国公立に挑戦できる制度
目黒日大には、日本大学への内部進学の合格を保有したまま、国公立大学の一般選抜に挑戦できる制度があります。日大という進学先を確保しつつ、上を狙えるのは大きな安心材料です。
ただし注意点があります。難関私大の一般受験は、日本大学との併願ができません。日大の合格を保有したまま挑めるのは国公立の一般選抜で、私大の外部受験に振り切る場合は日大内部進学とは別ルートになります。どちらを軸にするかは、高2までに方針を固めておくのが安全です。
日大内部進学を軸に国公立を上乗せで狙うのか、私大の一般受験に振り切るのか。制度の縛りが違うため、選んだルートに合わせて高1・高2から科目と対策を設計する必要があります。制度の適用条件は年度で変わるので、必ず在学年度の要項で確認してください。
一般の模試との違い(=基礎学に専用対策がいる理由)
内部進学を軸に置く場合、基礎学は市販の模試や一般入試とは出題の傾向が異なる点に注意が必要です。付属・系列生向けに設計されているため、一般的な受験対策をそのまま当てても順位に結びつきにくい場面があります。
| 観点 | 一般の模試・入試 | 基礎学力到達度テスト |
|---|---|---|
| 母集団 | 全国の受験生 | 日大の付属・系列生 |
| 目的 | 合否・偏差値の把握 | 内部進学の順位づけ |
| 対策 | 志望大学の傾向に合わせる | 基礎学の傾向に合わせる |
基礎学は範囲と出題形式に独自のクセがあります。内部進学を狙うなら、基礎学の傾向に合わせた対策を高1から積み上げることが順位を左右します。一方で外部受験を軸にする場合は、志望校の入試傾向に合わせた対策が中心になります。どちらを主にするかで、やるべきことが変わります。
【内部進学に詳しい先生から】目黒日大の進路をどう組むか
目黒日大でつまずく典型は、日大進学と外部受験のどちらを軸にするかを決めないまま高2・高3を過ごし、基礎学の順位も一般入試の学力も中途半端になるパターンです。逆に、早い段階で軸を決めれば、選抜クラス寄りの外部対策も、N進学クラス寄りの基礎学対策も、的を絞って積み上げられます。
内部進学を狙うなら、基礎学の傾向に合わせて高1から準備すれば、選べる学部の幅は大きく変わります。フゾカテの先生は、付属・系列校の内部進学の仕組みと外部受験の両方を踏まえ、お子さんがどちらを軸にすべきかから一緒に整理します。
目黒日大生のための対策プラン
日大進学か外部受験かの方向を意識しつつ、どちらにも効く基礎学力を固める。内申点も内部進学に加味されるため、定期試験を落とさないことが大切です。
4月の基礎学を受け、内部進学を軸にするか外部受験に振るかを固める。選んだルートに合わせて必要科目を強化します。
内部進学なら志望学部に必要な順位を逆算して基礎学に的を絞る。外部受験なら志望校の傾向対策に集中。国公立併願制度を使うかもこの時期に判断します。
対策は早いほど有利です。高3から慌てて方針を決めるより、高1・高2で軸を固めておくほうが、内部進学でも外部受験でも結果に効きます。
よくある質問
Q. 目黒日大に入れば全員そのまま日本大学に進学しますか。
いいえ。日本大学へ進む生徒は多いものの、国公立や難関私大へ外部受験で挑む生徒も相当数います。選抜クラスとN進学クラスに分かれ、どちらの進路も想定されています。
Q. 基礎学の成績が悪いと日本大学に進学できませんか。
内部進学自体の可否と、希望する学部に進めるかは別です。基礎学の総合順位に内申点を加味して判定され、順位が上のほど選べる学部の幅が広がります。詳細は在学校の案内で確認してください。
Q. 日本大学の合格を持ったまま他の大学を受けられますか。
日本大学への内部進学の合格を保有したまま、国公立大学の一般選抜には挑戦できる制度があります。ただし難関私大の一般受験は日本大学との併願ができません。適用条件は年度で変わるため、在学年度の要項で確認してください。
Q. 一般の塾の受験対策で基礎学に対応できますか。
母集団も目的も異なるため、一般入試向けの対策がそのまま基礎学の順位に結びつくとは限りません。内部進学を狙うなら、基礎学の傾向に合わせた対策が有効です。
目黒日本大学高等学校の内部進学・進路を相談する
目黒日大は、日本大学への内部進学と外部受験の両方が選べる学校です。内部進学は基礎学の順位と内申点で進める学部が決まり、日大合格を保有したまま国公立に挑戦できる制度もあります。どちらを軸にするかで、高1からの学習設計が変わります。付属・系列校の仕組みに詳しい先生が、お子さんの学年・志望・成績をうかがって、いま何をすべきかを整理します。まずは無料の勉強相談から、LINEで学校名・学年・気になっていることをお送りください。